先週、ソフトウェアの大手SAPが宮崎フェニックスにユーザー企業を集めて開いた大きなイベントSAPPHIREに講師として招かれたのをチャンスに、翌日は鹿児島に足を伸ばし、厚地脳神経外科病院に行ってきた。この病院の厚地政幸理事長はかつて、
http://www.c-player.com/ac78768/thread/1100057813928
でご紹介した凄い先生で、上の記事では老医師などと書いてしまったが、72歳の今も現役で診察をされている。
先生、前稿では「老医師」などと失礼しました。
厚地先生は数年前にガン撲滅のために一私立病院が15億円を投じてPET検診を導入され、その手厚い検診で東京を含む県外からの多くの人々に圧倒的な支持を得ておられる。詳細は上のURLを参照頂きたい。
私もほぼ毎年お世話になっているのだが、今回もPET/CTによるガン検診を受けて無事に異常なしという結果を戴いた。ほっ!
ところで、前稿でも触れたが、厚地先生のもう一つの凄いところに「ガンは早く見付けて、切らずに直しましょう」というポリシ―のもとに、4次元放射線照射 治療で目覚しい治癒実績を誇る若い植松稔医師を鹿児島に迎え、世界中にここだけしかないという「4次元放射線照射装置」を開発、UASオンコロジーセン ター(植松稔所長)を開設して「明るいがん治療 切らずにピンポイント照射」(三省堂、植松稔編著)を実践されていることだ。肺ガン、乳ガン、前立腺ガン などを身体にメスを入れることなく放射線で治療して大変高い治癒実績を挙げておられる。
この4次元とは、ガンの病巣に正確に焦点を定めるためのx(横)、y(縦)、z(深さ)の3次元情報にt(時間)を入れて4次元である。治療を受ける患者 は呼吸をしているので患部は動いている。その微妙な動きに合わせて放射線照射の焦点を合わせるために時間軸tを入れるのだが、こういう放射線装置が世界中 で造られていないので、植松先生の情熱に感動した技術者たちが集合して完成させた装置だという。数ヶ月前にNHKでその治癒率の高さが取り上げられて、今 は県外それも遠く東京から治療を求める人たちが集まってくる。たとえば、会社の取締役に昇進する寸前に肺ガンの宣告を受けたことを考えてください。入院治 療が会社に知れるともう昇進は諦めなければならないだろうが、植松先生の治療法なら毎日の通院で短時間の照射を受けて完治することが期待できる。乳ガンは 乳房を切らずに治せるのだ。詳細は上のご著書を参照してください。
私がPET/CT検診に来院すると聞いて、植松先生も待っていて頂いて、忙しい治療の合間にお話をして来た。
そのときの話題が今回のテーマだ。まず、植松先生はかっこいいー。「白衣は患者さんに余計な緊張感を与えるから着ません」と男前がダンディに三つ揃いの背広の上着を脱いで寛いだ姿で治療に当たられている。
「西岡さん、ガン治療時の患者さんはイヤでも緊張されますから、医者のちょっとした心掛けも重要だと思います。その点、ここにいる看護婦の桜井佳代子さん の存在が大きいのです。いつもニコニコと明るく接するので患者さんたちは彼女を本当に信頼しています」と紹介された桜井さんは若い可愛い看護婦さんでし た。「無事退院された患者さんから届いた梨の宛先は桜井佳代子さんでしたよ。当病院のエースです」と嬉しそうだった。
なるほど、この病院の放射線照射は技術の4次元に医者と看護婦の心が加わって5次元なのだ。
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