2008年3月15日土曜日

塾生からの伝言1

ベルギーへ赴任中の一期生の久保田さん(エルピーダメモリ)から「一期生の飲み会」に宛ててメッセージが届きました。みんなで考えようと「西岡郁夫の部屋」を伝言板に使わせて頂きます。

西岡塾一期の皆さん

無政府状態が4ヶ月以上継続中のベルギー在住,久保田です.
福田さん,中西さん,世話役お疲れ様です.いよいよ明日に迫りましたね.
どう考えても不参加なので,近況報告で参加します.ちょっと悔しいです.

欧州全体がそうらしいのですが,ベルギーでは日曜日に普通のお店は営業していません.日曜日の街は,本当に閑散としています.何人かの現地人に質問しまし たが,日曜日は家族と過ごす日だという認識で大体一致していました.それでは不便だと若い人は思っているようですが,その習慣を変えるつもりはないようで す.

私が働いている会社の従業員は,3週間の夏休みが基本です.それを今年は,7月と8月に合計2回取った人が居ました.彼は,ある会議のコーディネータ役でしたが,休みの間その会議は開催されず,不開催の案内もありませんでした.
この会社でも市役所でも,あるいは普通のお店でも電話のカスタマーサービスでも,担当者が知らない場合は”それはできない”と言って終わりです.わかる人まで取り次ぐという習慣はありません.

このように,日本人として築いてきた常識,塾生として学んだ考え方を根本からひっくり返されるような事件に数多く遭遇してきました.
だけど,この国の人々は幸せそうなんです.日本人よりもずーっと健康的に見えます.
朝は8時から9時に出勤して,5時にはほぼ退社完了です.景色はきれいだし,家は広いことが基本です.

この豊かさの根源は何でしょう?歴史の違い?伝統の積み重ねの成果?
明日の会合で,もしも話題が途切れるようなことがあるようでしたら,(そんなはずないですが)この話題を使って頂けると幸せです.いつか皆さんのご意見をお聞きしたいと思います.
ちなみに,こんな所でも,日本人は深夜残業,休日出勤当たり前で働いています.(私を除いて)少しも幸せそうには見えません.悲しい性なのではないか,と感じています.

ベルギーからは以上です.東京にお返しします.

0 件のコメント: