2008年11月5日水曜日

東海バネ工業がマイケル・ポーター賞受賞

ポ―ター賞は、独自性がある優れた戦略を実行し、その結果として高い収益性を達成・維持している企業を表彰するため、2001年7月に創設され、今年で第八回目を迎えます。賞の名前は競争戦略論の第一人者であるハーバード大学のマイケル・E・ポーター教授に由来しています。(http://www.porterprize.org/

とマイケル・ポーター賞の公式HPが紹介するこの大きな賞に東海バネの受賞が決まった。
渡辺良機社長、社員のみなさま、大変おめでとうございます。

東海バネさんのことについて講演やブログなど折にふれてお伝えしてきた。
たとえば、昨年の日経ビジネスオンライン(NBonline)一周年記念行事での花王元会長の常盤文克さんとの対談でも新日本型経営としてご紹介している。
[社員が燃える新日本的経営(その1) (NBonline「経営新世紀」 2007/06/29)]

その常盤さんも東海バネにご一緒に視察に言って頂いたし、東大の伊藤元重教授(経済学)、元東大教授で現在は丸の内ブランド塾を主宰しておられる片平秀貴先生(ブランド戦略)、神戸大の金井壽宏先生(経営学)、一橋大の藤川佳則 准教授(国際企業戦略)もご案内してみなさんが高くご評価頂いたものだ。自分の家内などは一緒に工場見学をさせて頂いた直後に感想を聞いたら、「職人さんたちの眼が光っておられますね」と答えた。
この会社の「多品種微量生産」に拘るビジネスモデルが優れていることは上の先生方をはじめ多くの識者が高く評価されていることである。そこで、ここでは敢えてその点には触れず一言だけ、「渡辺良機社長の人間力」に触れてみたい。
大阪市の「IT西岡塾」で関与させて頂いて、その成果としてIT百選最優秀賞を受賞されたことも好例だが、渡辺社長の特徴は一つの成果をより大きな成果へどんどんステップアップされることであろう。それは渡辺良機さんの人間力がなせる技なのだ。証拠がある。厳しい労働に明け暮れる職人さんたちの眼が輝いていることだ。社長の人間力が社員の表情に正直に現れる。