2008年3月15日土曜日

明けましておめでとうございます

本年もよろしくお願い致します。
年末年始にオランダ→ベルギー旅行をしたのでその時に感じたことをいろいろ綴ってみます。
(オランダ)
① こちらのクリスマスは静かだ。クリスチャンでもない日本人がキリストのために(?)こんなに嬉しそうにジングルベルを連呼するのに、キリスト教のこの国は 静かだ。現地の人に聞いてみると、「クリスマスは教会に行ってお祈りをし、家庭で楽しく過ごします。日本のクリスマスはアメリカと一緒で、すごく商業化し てるんですってね」とよく知られている。静かなクリスマスを象徴するのは街のイルミネーションで、日本のようなカラフルで動きの多いものと違って、こちら のネオンサインは数もずっとずっと少ないし、白い光を静かに放って居るだけ。クリスマスソングもラジオでは一日中放送されているらしいが、街中ではほとん どと言っていいほど聞こえない。昔住んでいた奈良のクリスマスよりも静かだ。
② 外国に行った時にはなるべく公共交通機関を使うことにしている。タクシーを取るのではtoo easyで世界中どこでも同じだが、公共交通機関は国ごとに仕組みが違って、それを使いこなすのもちょっと面白い。
オランダでも、外国に通じるInternational、国内の都市をつなぐIntercity、都市の中のローカル線、日本の市電のようなTRAMや地 下鉄のMETROにバスなどが縦横に張り巡らされているのでレンタカーを使って駐車場の心配をするよりずっと便利である。滞在期間に合わせて最もお得な回 数券を手に入れて使いこなすのも小さなチャレンジだ。「公共に売っているチケットを購入するのは簡単でしょう」と言われるかも知れないが、早朝乗った TRAMで回数券は売り切れですとか、自動販売機で札を使えないとか、だから販売窓口に行ったらコンピュータ端末がダウンで販売できませんとか、だったら 自動券売機で買うから札をコインに両替せよだとか、ストライキで予定していた列車が運休だとか、、、いろいろんなハプニングに適切に対応しながら初めて 行った国の公共交通機関をすぐさまに乗りこなすのは経済的なだけではなく、結構エキサイティングです。
③ 朝の9時頃に乗り合わせたTRAMの車掌が居眠りをしていました。制服の上に真っ赤なジャンバーを着込み、頭に毛糸の頭巾を着た、まるで私服で勤務してい るように見える若い男の車掌がほとんど居眠り状態で、乗客が乗ってくるとやっとこさと切符にスタンプを押すと今度は新聞を読みだしました。日本では考えら れないことですねー。手差し確認励行で、ドアー:良―し、信号:良―し、発車:良―し、、、と誠実勤勉な日本の車掌とは相当異質です。少なくとも外見上だ けは日本の車掌のほうが誠実勤勉に見えますがねー、外見上だけですかねー、居眠り事故もあるしなー???   (続く)

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