先日、ある大企業にベンチャーを連れて行った。お2人がお相手をして頂いた。表題はその時のお一人への率直な感想である。
ベンチャーが一生懸命に、最初の下らないビデオでの紹介はさておいて、全体としてなかなか上出来のプレゼンを行った。
ところが、難儀なことには担当責任者と思われる人が全然興味を示さない。
プレゼンを聞く態度が初めから後ろ向きで、終始、苦虫を噛み潰したような顔をしているのだ。髭のソリ後も涼やかな清潔そうな男なのだが惜しいことに表情が暗い。夫婦喧嘩でもしてきたような表情である。
余りのことに、プレゼンが終わってから、「如何ですか?」と顔を正面から見据えて聞いてみたところ、「プレゼンがよく分からなかったのだが、つまりxxxとyyyという二つの提案ですか?」という的外れの答えというか疑問が返ってきた。こりゃあんまりだ。とくにyyyなど触れても居ない。懸命にやっているベンチャーが可哀想ではないか。
丸の内「西岡塾」に引き立てて塾生として叩き直してやりたいと思った。
みなさん、顔は持って生まれてきたものだから代えられない。しかし、表情は自分で自在に変えられるのですよ。そして人に与える印象は表情が決め手なのです。悲しそうな表情、興味の無さそうな表情、ムカっと怒っている表情、眠たそうな表情、活き活きとした表情、嬉しそうな表情、、、、
こういう表情は自分で制御できるのだ。上司から見たら、興味の無さそうな表情をしている部下に仕事を与える気がしないよ。そりゃ有難い。仕事など欲しくないという人はこのブログを読む必要はない。部下から見たら、いつもムカっと怒っている表情、眠たそうな表情の上司の下でなど働きたくもないではないか。
この重要な表情が自分次第だと言うことをもう一度思い返して下さい。そして、活き活きとした表情を意識して作りましょう。